ASK13

クラス:Club Class
製造国:Germany
製造者:Alexander Schleicher
設計者:Rudolf Kaiser
初飛行:July 1966
製造数:700+

概要

ASK 13はアレキサンダー・シュライハー社(en:Alexander Schleiche)によって造られた複座式グライダーである。グライダーパイロットの初等訓練のために広く使われ続けている。

開発

1965年にルドルフ・カイザー(en:Rudolf Kaiser)によって複座式のKa 2及びKa 7の後継機として開発された。
1966 年 7 月に試作機が初飛行し、1978 年 1 月までに合計約 700 機の ASK 13 がシュライヒャーによって製造された。

構造

Ka 7 よりも低い位置に配置された主翼には前進翼が採用されていて、6度の前進角がついているために後席パイロットはちょうど重心や風圧中心の近くに着席することになる。そのためこのグライダーは単座飛行でも複座飛行のときと同様な挙動を示す。
またキャノピーは良好な全周視界を確保できる全後席一繋ぎの大きなものを採用している。

ねじれ剛性を担っている主翼前縁部は合板でできており、主翼は全体が羽布で覆われている。金属製のダイブブレーキが主翼の上面と下面にあり、木製のエルロンは羽布で覆われている。

胴体は機首をのぞく全体が鋼管羽布張り構造でできており、機首はガラス繊維でできている。尾翼は合板でできており、ラダーとエレベーターの後部は羽布で覆われている。
重心よりも後ろの位置に固定式のメインギアが取り付けられている。ノーズ部はスキッドが取り付けられているが、最近はノーズギアを取り付けることで舗装面での運用に対応させたものもある。

操縦特性

ASK 13はすぐれた練習用グライダーであり、失速や錐揉みに容易に入るが、その回復操作は容易である。その構造は十分な強度を持っているが整備は容易である。 ASK 21がこの機種の後継機にあたる。

諸元

一般事項

  • 乗員: 2
  • 全長: 8.18 m (26 ft 10 in)
  • 全幅: 16 m (52 ft 6 in)
  • 全高: 1.6 m (5 ft 3 in)
  • 翼面積: 17.5 m2 (188 sq ft)
  • アスペクト比: 14.6:1
  • 翼断面: Gö 535(翼根)・Gö 549(翼端)
  • 自重: 295 kg (650 lb)
  • 最大離陸重量: 480 kg (1,058 lb)

パフォーマンス

  • 失速速度: 57 km/h (35 mph, 31 kn)
  • 超過禁止速度: 200 km/h (120 mph, 110 kn) in smooth air
  • 悪気流速度: 140 km/h (76 kn)
  • 最大航空機曳航速度: 140 km/h (76 kn)
  • 最大ウィンチ曳航速度: 120 km/h (65 kn)
  • 最大耐荷重: +4.0 -2.0 at 140 km/h (76 kn)
  • 最良滑空比: 27 at 85 km/h (46 kn)
  • 降下率: 0.80 m/s (157 ft/min) at 68 km/h (37 kn)
  • 翼面荷重: 27.7 kg/m2 (5.7 lb/sq ft)
1979年製造のASK13(EBZ)
曳航中のASK13(D-9064)