
クラス:Standard Class
製造国:Germany
製造者:Alexander Schleicher
設計者:Gerhard Waibel
初飛行:23 November 1975
製造数:425
概要
ASW19はスタンダードクラスの単座グライダーである。しかし、現在ではクラブクラスで使用されることが多く、ヨーロッパのいくつかのクラブでは練習機として使用されている。
なお、ASW24がASW19の後継機にあたる。
開発
ASW19は競技用のスタンダードクラス機のASW15の後継機として、ガーハード・ワイベル(en:Gerhard Waibel)によって設計・開発された。
初飛行は1975年11月23日に行われ、その後ASW19Bなどの派生型を含め約500機近く製造された。
構造
胴体はASW15とASW17で採用されたガラス繊維の2重ハニカム構造を採用せず、全く新しいガラス繊維の胴体を採用している。着陸装置はメインギアとテールギアの二つからなる。
ウィンチ用のレリーズはメインギアを格納するボックス内にあり、航空機曳航用のレリーズはノーズから約30㎝の場所に位置している。
主翼はASW15のものと同じものを作用しており、2つのピンによって固定している。
主翼上面にはシェンプヒルトタイプのダイブブレーキがあるが、後にもう一枚ダイブブレーキのパネルを追加したものに変更されている。これにより、空力ブレーキとしての効果を高めている。九工大が所有している機体はウィングレットが取り付けられている。
垂直尾翼付近はガラス繊維と複合発泡体で作られており、T字尾翼には水平安定板とトリムとオートマチックコネクションが装備されている。
水バラストを80㎏まで積載することができる。
派生型
ASW19b
水バラストの積載容量を増やし、最大離陸重量を454kgまで引き上げたモデル。
後期型のASW19bはキャノピー開閉時に計器盤が一緒に動くようになっている。この機能は前期型のASW19bに後付けできる。
なお、九工大が所有しているのはASW19bの前期型である。
ASW19 Club
メインギアを固定式にして、水バラストが搭載できないモデル。 Valiant TX.1として知られていて、英国空軍向けに 5 機のみが製造された。
ASW19X
デルフト工科大学が所有している1機のみでタービュレーターのブローホールを特徴とする新しい翼型が取り付けられた。最良滑空比が約 41:1 に改善された。
諸元
一般事項
- 乗員: 1
- 積載量: 80 kg (180 lb) water ballast
- 全長: 6.82 m (22 ft 5 in)
- 全幅: 15 m (49 ft 3 in)
- 全高: 1.45 m (4 ft 9 in)
- 翼面積: 11 m2 (120 sq ft)
- アスペクト比: 20.4
- 翼断面: Wortmann FX-61-163(翼根)・Wortmann FX-60-126(翼端)
- 自重: 245 kg (540 lb)
- 最大離陸重量: 454 kg (1,001 lb)
パフォーマンス
- 失速速度: 67 km/h (42 mph, 36 kn)
- 超過禁止速度: 255 km/h (158 mph, 138 kn)
- 悪気流速度: 170 km/h (110 mph; 92 kn)
- 最大航空機曳航速度: 170 km/h (110 mph; 92 kn)
- 最大ウィンチ曳航速度: 125 km/h (78 mph; 67 kn)
- 最良滑空比: 38.5:1 at 112 km/h (70 mph; 60 kn)
- 降下率: 0.55 m/s (108 ft/min) at 75 km/h (47 mph; 40 kn)
- 翼面荷重:最大 41.3 kg/m2 (8.5 lb/sq ft)、最小
